約1200年前に弘法大師が創建したと伝えられている真言密教の聖地。 秀吉の子である豊臣秀頼が大阪の住吉神宮寺に再建寄進したものを、第45世住職天祐上人が当時残っていた西塔を明治6年(1879)から15年かけて移築した。普通二重の塔は三間四面のものが多いが、この塔は五間四面と大きく、初重、二重の間という様式をなす大塔になっている。本瓦葺きの二重の大塔、現在ではこの方式で建てられているものは全国唯一。全国的に貴重で、昭和50年に国の重要文化財に指定された。
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