かつて大滝山福生寺という古い寺があり、奈良時代に創建され、南北朝時代に足利氏が再興し、全盛期には三十三の僧房があった。 大滝山福生寺は唐僧鑑真の開祖と伝えられる名刹で、山獄仏教の盛んであった平安時代から鎌倉時代にかけて、数十の塔頭や僧坊がたち並び多くの僧たちが修業した。 現在は「福生寺」という寺はなく、福寿院、西法院、実相院という三寺が残されている。
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