国分寺とは天平13年(741)聖武天皇の勅願(詔)によって諸国に68ケ寺建立された官立の寺院。 周防国分寺は741年(天平13)の創建後平安時代には衰微し、鎌倉時代に周防国が総国分寺である東大寺の経費の支出を賄う料国(りょうこく)となったのを契機に再興の機運が起こり、その後の大内氏、続いて毛利氏の保護によって維持された。 諸国にある国分寺の中でも特に重要なものである。現在見られる仁王門・金堂は後に建築されたものである。
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